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パン屋に学ぶ顧客拡大戦略

ご訪問いただき、ありがとうございます。

先月末に仕事で東京に行ったのですが、午前中は割と時間があったので、せっかくだから、おいしいパンを食べに行こうと、スマホで調べてレビューで高評価の多いパン屋さんに行ってみました。

そのパン屋さんは、3階建てのビルの1階にあり、日曜日の10時過ぎぐらいでしたが、そこそこお客さんが入っていました。

ビルの上へあがる階段近くへ目をやると、看板が設置されていて、2階にカフェがあることが分かりました。

スマホで調べてみると、どうやら2階のカフェは、1階のパン屋のオーナーが経営していて、そのカフェでも焼き立てのパンが食べれるということだったので、私は2階のカフェで朝食をとることにしました。

2階のカフェで横長のハード系のパンと飲み物を注文し、代金前払制のため支払を済ませ窓際の席で待っていると、3階から降りてきた女性が入店してきて、店員さんと親しげに会話を始めました。

会話の内容を聞いていると、どうやら、3階には美容室があって、そこで髪を切った女性が、2階にあるカフェに入店してきたということが分かりました。

しばらくして注文したものが届き、窓の外の桜を眺めながら食事をしていると、また3階から下りてきた女性がカフェに入ってきて、やはり店員さんと楽しそうに会話を交わし始めました。

どうやら3階の美容室を利用している女性は、髪を切ったあと、このカフェで一息ついてから、出かけるようにしているように思えました。

食事を終えて帰ろうとしていると、さっき私が食べていたパンと同じ種類のパンをたくさん専用の容器の上に乗せた店員さんが、パンを落とさないように注意を払いながら、カフェを出て階段を下りていきました。

なるほど、1階で焼いたパンを2階のカフェに持っていくんじゃなくて、カフェでは提供するパンを限定しておいて、そのパンのみカフェ内の厨房で作って、焼き立てを提供しながら、かつ1階のパン屋にも持って行っているのか。

私は、感心しながら、パン屋のオーナーがどういう戦略で顧客を増やそうとしているか、考え始めました。

まず、1階でパン屋だけを経営した場合、パンがおいしければ、口コミや飲食店情報サイトの高評価レビューで顧客は増えていくだろうが、あくまで『パンを買って帰る人』しかターゲットにしておらず、顧客拡大には限界が来てしまう。

そこで、2階でカフェを経営することで、『おいしいパンと飲み物をゆっくり座って食べたい人』や、『友達や家族と一緒に話しながら食べたい人』なども顧客にすることができる。

さらに、これはパン屋のオーナーが意図したわけではないかもしれないが、3階に女性をメインターゲット層とする美容室があることで、同じく女性を主なターゲットとするカフェに、その美容室の顧客が、髪を切りに来るたびに来店してくれる可能性が高い。

結果として、パン屋単独より、カフェを一緒に経営かつ美容室が同じビル内にあることで、顧客拡大ができているのではないかと自分なりに推測しました。

ビジネスにおいて、ある事業をしていて顧客が思うように増えないときは、お客さんの声に耳を傾けて、まだ満たせていないお客さんの欲求に応えられる、メイン事業に関連する新事業を立ち上げたり、同じビル内や近隣の異業種の店舗と提携して、顧客拡大を狙うのも、有効な戦略かもしれませんね。

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